美容内科

カラダの中から
きれいになりましょう

「エステに通っていても、くすみがとれない」
「爪が弱くて、割れやすい」
「いわゆる敏感肌」
「にきびの薬を塗っても、治らない。治ってもやめるとぶり返す」

なかなか良くならない、こじれる、すぐにぶり返す原因は・・・

体の中のトラブルや栄養障害に気付いてほしいと訴えているシグナル、アラームサインかもしれません。
日々のお手入れに気を付けていても、皮膚科の治療、美容施術を受けてもすっきりしないなら、体の内面からのアプローチを加えてみませんか。

お肌の状態は健康状態を反映していますから、心身の変化に皮膚は敏感に反応します。栄養状態が整うと、皮膚は強く美しくなります。皮膚を作るための原料や、その合成や代謝を潤滑にまわすために必要な栄養素が不足すると、健康で若々しい皮膚を保つことはできないのです。

皮膚のトラブルによくある栄養不足

鉄の不足

治りにくい皮膚のトラブルに鉄欠乏が潜んでいることがあります。健康診断や人間ドックでは、貯蔵鉄を検査することはなく、また鉄不足があっても貧血でないこともあるため見逃されがちです。

鉄は・・・

赤血球の原料にとどまらず、色々な代謝の補酵素として重要な役割を担っています。また、タンパク質、ビタミンCとともにコラーゲンの原料です。

鉄の不足は・・・

くすみ、しみになりやすい、にきびが治りにくい、血色が悪い、爪が弱い、抜け毛、ぶつけた覚えがないのにあざができる、産前産後の様々な皮膚トラブルなど、多くの皮膚のトラブルの原因になります。

亜鉛不足

亜鉛はカキや動物性食品に多く含まれる栄養素です。偏った食生活・粗食による亜鉛摂取不足、基礎疾患やお薬の影響で吸収が阻害されたり、排せつが増加している場合、レトルト食品などに含まれる食品添加物による吸収阻害、産前産後・激しいスポーツなど需要に追い付かない場合など、知らないうちに亜鉛不足の状態になっていることがあります。

亜鉛は・・・

ヒトの体を構成する数十兆個の細胞のすべてに含まれているので、その不足は様々な症状を引き起こします。細胞の分裂・分化に深く関わっているため、亜鉛が不足すると、皮膚や爪、髪の毛、口の粘膜など細胞の分化が活発な場所で異常が見られやすく、亜鉛の不足が続くと治りにくい原因になります。

亜鉛の不足は・・・

皮膚がただれやすい、傷が治りにくい、毛が抜けやすい、爪が割れやすくなる、口内炎が治りにくいなどの症状の原因となりますから、亜鉛は皮膚の健康、美容にとって重要なミネラルです。亜鉛も健康診断や人間ドックで検査することはありません。亜鉛不足を疑って調べることが必要です。

亜鉛、鉄ともに保険製剤があります。症状、病態の改善には個々の状態にあった薬剤またはサプリメントおよびその投与法を選択し、定期的に血液検査でモニターしていくことが必要です。投与後のデータの変化から、不足の原因に隠れた内臓のトラブルが見つかることもあります。

タンパク不足

ヒトの体はタンパク質でできています。
筋肉、内臓、血液、骨、そして皮膚、爪、髪の毛すべての細胞のみならず、酵素、ホルモン、免疫、エネルギーなど元気に生きるために重要な原料です。健康な表皮のターンオーバーにはタンパク質がたっぷり必要です。肌のはり、弾力性に重要なコラーゲン、エラスチンもタンパク質です。

皮膚のトラブルが続く方には・・・

蛋白不足が潜在していることがしばしばあります。
コラーゲンを食べても、塗っても、そのままコラーゲンとして肌に届くことはありません。コラーゲンの原料であるタンパク質などの原料を食材からとることが大切です。血中の蛋白濃度が低い方には、タンパク質摂取を意識してお食事していらっしゃらない方が多く見受けられます。

栄養学的アプローチ(栄養療法)

今、どんな栄養素が不足しているのか(逆に多すぎるのか)。
栄養の過不足は、皮膚の状態の観察だけでなく、血液検査データから解析して、栄養学的なアプローチを行っていきます。
3~6ヶ月に一度の血液検査でモニターしながら、必要な栄養素を選択します。

栄養療法についてもっと詳しく

抗酸化アプローチ

酸化=サビは老化の元。
栄養改善をベースに、抗酸化アプローチでさらに健康に。アンチエイジングが期待できます。

ビタミンC

抗酸化力の維持やコラーゲンの生合成に不可欠なビタミンCは、ビタミンEと相乗して働きます。

皮膚においては、・・・

メラニン色素の合成を抑えてしみを予防したり、プロテインや鉄とともにコラーゲンの原料でとなり、不足するとしわやあざができやすくなります。精神的ストレス、身体的ストレスがかかるとビタミンCが消費されます。ヒトはビタミンCを体内で合成することができないため、積極的に摂取することが必要です。

高濃度ビタミンC点滴療法

製剤

Riordan Clinicで使用されているMylan社製注射用ビタミンC製剤(米国FDA認可)を、使用します。厚生労働省によって認可されたものではありませんが、多くの使用実績があり、安全性は確認されております。塩分濃度が調整されているため高濃度で点滴投与することができますので、がんの治療には125g/回まで投与されることがあります。

適応

当院では抗疲労、抗加齢、美容目的として行います。

回数・量

12.5~25g/回、1回/1~2週

予想される副作用・合併症

【溶血】G6PD欠損の方は禁忌です。治療前に検査いたします。
【点滴部位の痛み・発赤】点滴速度を遅くすることで軽減します。
【腎機能障害】腎機能に問題のある方は不適応です。
ほてり、動機、頭痛、吐き気を生じることがまれにありますが、いずれも軽度です。

注意

当院で、血液検査、栄養療法を受けていることが条件です。効果持続のために、ビタミンC内服を継続していただきます。日程がご希望に添えない場合があります。

料金

G6PD検査11,000円
初回(12.5g)12,870円
2回目(12.5g)9,570円、(25g)17,820円

美容、抗加齢のためのサプリメント

アスタキサンチン

アスタキサンチンは・・・

えび、サケ、鯛など赤い色の水産生物に存在するカロチノイドの一種です。紫外線などによる活性酸素を強力に消去することで、健康で美しい肌に導きます。表皮においてはメラニン産生抑制(しみの改善)、真皮においては繊維芽細胞保護(しわ改善)が期待されます。赤いアスタキサンチンを生成するヘマトコッカス藻を原料とし、抗酸化作用の強いビタミンEトコトリエノールと安定型ビタミンCを配合したアスタリール®を取り扱っています。

アスタリール【メディカルニュートリション】 (astareal.com)

エクオール

大豆イソフラボンが・・・

腸内細菌により変換されて作られる成分ですが、腸内細菌叢は個々で異なるため、日本人女性で体内で合成することができるのは二人に一人と言われています。
エクオールをどのくらい作れるかは、ソイチェックで検査できます。

のむ日やけ止め

紫外線だけでなく・・・

可視光線や赤外線からの光老化をブロックします。日焼けによる赤みや皮膚のダメージを軽減。皮膚がんのリスクを低減する効果も期待されています。服用後、およそ30分で紫外線防御作用が発揮され、2時間30分後にも効果が持続することが確認されています。

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